高血圧を予防改善するためには、食事で摂取する塩分を減らす必要があります。
とはいえ、塩分を減らすと味気ない食事になるので、満足感を得ることは難しくなります。中には、減塩がストレスになって、続けられないと感じる方もいるようです。
しかし、減塩しても工夫次第でおいしい食事にすることはできます。ストレスなく減塩するには、どのような工夫が必要でしょうか?
減塩料理を美味しくする工夫はコレ!
薄味の食事を美味しくするには、調味料や食材を活用して味にメリハリを付けることが大切です。減らした塩分の代わりに、他の味や香りを上手に補えばいいわけです。以下に紹介する3つのポイントを参考にしてみてください。
1.「だし」は濃い目に!
昆布やかつおぶしなど「だし」を濃くすると、薄味でも味がぼやけなくなります。「だし」による旨味が効いているので、薄味でも味わいが良くなるんですね。
さらに、ごま油やオリーブオイルなどの油脂でコクを加えると、味に深みが出ます。料理の仕上げに少量加えるのがおすすめです。
かつお節、昆布、干ししいたけ、鶏ガラスープ、うま味成分、無塩バター、ごま油、オリーブオイル
2.辛味・酸味で味に変化を!
唐辛子、山椒、わさびなどの香辛料を使うと、辛味と同時に香りを加えることができます。料理の風味を引き立たせて、味をグッと引き締めてくれます。
また、レモン、すだちなど柑橘類で酸味を加えると、素材の風味が増して薄味の物足りなさを補ってくれます。料理の風味付けに積極的に活用したいところです。
唐辛子、山椒、わさび、豆板醤、ゆずこしょう、カレー粉、コリアンダー、酢、レモン、すだち、かぼす、ゆず
3.香味野菜で風味と香りを足す!
香味野菜は料理に風味と香りを加えて、味付けを変化させることができます。他の食材の味を引き立たせるほか、臭み消しにも使われますよね。
すりおろしたり刻んだりすれば、薬味としても活用できます。料理のアクセントとして積極的に使いましょう。
ねぎ、にんにく、みょうが、しそ、ローズマリー、三つ葉、ハーブ、せり
新鮮な旬の食材を選ぼう!
メインになる食材は、できるだけ新鮮で旬のものを選ぶことが大切です。というのも、食材そのものが美味しければ、薄味でも素材自体の味が楽しめるからです。
最初は物足りなく感じるかもしれませんが、徐々に慣れて素材の味を楽しめるようになります。減塩生活を充実させるためにも、旬の食材を積極的に取り入れて、素材の味を楽しみましょう。
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