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狭心症による発作時の症状は?痛みと持続時間について

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「階段を駆け上がったときに、胸が締め付けられる感じがする…」このような症状はありませんか? 息が上がるような運動をしたときに胸が痛くなるのは、狭心症の典型的な症状です。

最近では、中高年だけでなく内蔵型肥満の若い人に増えている狭心症ですが、放っておくと心筋梗塞など命にかかわる発作を引き起こします。

もし、胸の痛みや圧迫感を時々感じるなら、狭心症の症状をチェックしておきましょう。

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狭心症(きょうしんしょう)とは?

狭心症とは、心臓の筋肉に酸素を送っている冠動脈の血管が狭くなり、一時的に血液が心臓に送られなくなった状態で、「労作時狭心症」と「不安定狭心症」の2つの種類があります。

階段や坂道を登ったり運動したときなど、体を動かしたときに症状が現れるタイプを「労作時狭心症」と言います。心臓にある程度の負荷がかかると、発症しやすい特徴があります。

一方、体を動かすときに限らず、安静にしている時でも症状が現れるタイプは「不安定狭心症」です。どちらも冠動脈の血管が狭くなることが原因ですが、不安定狭心症の方が症状が重い傾向があり、心筋梗塞になりやすい危険な状態です。

では、狭心症による発作時に、どのような症状が出るのでしょうか?

狭心症による発作の症状は?

狭心症の発作が起こったときの典型的な症状は、身動きが取れないような「胸の痛み」や「胸の圧迫感です。

「締め付けられる感じ」「押さえつけられる感じ」と表現されるような、痛みや息苦しさを感じる人が多いようです。

そして、人によっては胸の痛みを中心にして、以下の症状が現れることがあります。

  • 左肩の痛み
  • のどの圧迫感
  • 歯の痛み
  • 背中の痛み
  • 左肩から腕にかけてのしびれ

発作の時間は、「労作時狭心症」と「不安定狭心症」で違います。労作時狭心症であれば数分程度が多いようですが、不安定狭心症だと15~20分くらい持続することがあります。

もし、安静にしているときに15分くらい胸が痛む発作が時々あるなら、不安定狭心症かもしれません。早めに病院で診察を受けた方がいいでしょう。

狭心症はこんな人がなりやすい!

狭心症は、内臓脂肪型肥満・脂質異常症・高血圧・高血糖の4つの危険因子を持っていると、発症リスクが高まります。

というのも、これらのリスクを持っていると、血管のしなやかさを奪って血栓ができやすくなる動脈硬化を促進させるからです。血管を老化させて、血液の流れを悪くしてしまうわけです。

具体的にどのくらい危険かというと、危険因子の数が1つだと5.1倍、2つだと9.7倍、3~4つだと31.3倍にまで発症リスクが高まります。

動脈硬化は心筋梗塞だけでなく、脳梗塞などの血管事故を起こす可能性もあります。命にかかわる病気を引き起こしやすいんですね。ですから、危険因子を持っているなら、心筋梗塞を予防するためにも、生活習慣を見直すことが大切です。

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