寒い時期でも外に出る必要がなく、テレビを見ながら気軽に運動できるので、取り組む人が増えているようです。運動不足解消やダイエットにも取り入れられていますが、具体的にどのような効果があるのでしょうか?
今回は、踏み台昇降の効果と正しいやり方についてご紹介します。
踏み台昇降にはどんな効果がある?
踏み台昇降は、踏み台を上り下りするステップ運動です。基本的には有酸素運動ですが、台の高さを調節すると、筋力トレーニングの要素も加わります。
階段の上り下りに近い運動なので、ウォーキングよりも筋肉にかかる負荷が大きく、運動効果が高いことが特徴です。
踏み台昇降で鍛えられる下半身には、大きな筋肉が集まっているので、代謝を高めて効率的にエネルギーを消費する効果があります。そして、下半身の筋肉を動かすと太ももやふくらはぎの血行が良くなります。むくみや冷え性の改善効果もあります。
また、下半身の筋肉に負荷をかけると、成長ホルモンの分泌が促進されます。
成長ホルモンには、脂質の代謝を促進して、体脂肪を落としやすくするダイエット効果や、タンパク質の代謝を促し、肌の水分量を保つ働きがあります。
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⇒成長ホルモンの効果とは?分泌される時間はいつ?
健康だけでなく、ダイエット効果も高いこともわかりますね。踏み台昇降による効果をまとめると、こんな感じになります。
踏み台昇降で得られる効果まとめ
- 下半身の筋力アップ
- 基礎代謝を高めて太りにくい体質へ
- 脂肪を燃焼する
- 血行促進
- むくみ解消
- 疲れにくい体質になる
- ストレス解消
正しいやり方と高さの設定について
では、踏み台昇降の効果を高めるためには、どのようなやり方が正しいのでしょうか?
まず踏み台の正面に立って、真っ直ぐな姿勢をキープします。最初に踏み出す足はどちらでも構いませんが、右足から始める場合だと、以下のような順序になります。
- 1.右足を台に上げる
- 2.左足を台に上げ、台の上で両足を揃える
- 3.右足を台からおろす
- 4.左足を台からおろし、床で両足をそろえる
- 5.左足を台に上げる
- 6.右足を台に上げ、台の上で両足を揃える
- 7.左足を台からおろす
- 8.右足を台からおろし、両足を揃える
このパターンを繰り返します。こちらの動画を見ると、よりわかりやすいと思います。
踏み台は高い方が負荷が大きくなるので、初めて行うなら高さ10cmくらいから始めましょう。10分間行って物足りないようだったら、台の高さを上げていくといいでしょう。
息切れするくらい激しい運動は、身体に負担がかかり怪我やストレスの原因になります。話ができるくらいのペースで行うことが適切です。
最後に
踏み台昇降は、わずかな空き時間で手軽にできるし、テレビを見ながらでもできます。
健康効果やダイエットにも最適なので、「なんか運動しなくちゃ…」と思っているなら、踏み台昇降を始めてみてはどうでしょうか?
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