最近、炭酸水によるダイエットや美容が、ブームになっていますよね。
炭酸水とは、真水に二酸化炭素が溶け込んだもので、糖分が含まれていない飲料です。シュワシュワした喉越しが好きで、管理人もよく飲んでいます。
ヘッドスパや洗顔にも使われるようになった炭酸水ですが、具体的にどのような健康効果があるのでしょうか?
炭酸水による3つの健康効果
炭酸水には、主に「血行改善」「便秘解消」「ダイエット」の3つの効果があります。
血行改善
炭酸水を飲むと、胃や腸の表面から炭酸が浸透していき、血管内に入っていきます。炭酸が血管に入ると、血管拡張ホルモンの「プロスタグランジンE2」が分泌され、血管が広がります。その結果、全身の血流量が増えて血行が改善されます。
血行が良くなると、消化や吸収がスムーズになり老廃物も排出されやすくなるので、体の代謝も良くなります。
便秘解消(150~200ml飲んだ場合)
炭酸水を150~200ml飲むと、炭酸ガスが胃を刺激して働きが活発になります。胃が刺激されると、腸の蠕動活動が促されて、排便しやすくなる効果があります。
特に、起床時に冷やした炭酸を飲むと、排便がスムーズに促されるので、便秘対策になります。こまめに少量ずつ飲むことで、デトックス効果も高まります。
ダイエット(300~500ml飲んだ場合)
炭酸水を飲む量が150~200mlだと便秘解消になりますが、300~500mlだと炭酸ガスによって胃が膨れて満腹中枢が刺激されます。
食事前に炭酸水を飲むと、満腹感が得られるので、食べ過ぎを防止することができます。さらに、カロリーもないので、ダイエットには最適と言えるでしょう。
飲み過ぎるとデメリットもある
様々な健康効果がある炭酸水ですが、一度に1.5リットル以上飲むと、酔っ払ったような状態になることがあります。これを炭酸酩酊(めいてい)と言いますが、1度に飲み過ぎないように注意が必要です。
また、胃腸が弱い場合も、様子を見ながら炭酸水を飲むようにしましょう。例えば、逆流性食道炎や過敏性腸症候群の場合です。
逆流性食道炎の人が大量に炭酸水を飲むと、胃酸が逆流しやすくなり、症状が悪化する場合があります。そして、炭酸水には胃腸の蠕動活動を促す働きもあるので、下痢をしやすい方も注意が必要です。
いきなり大量に飲み始めると、体調に影響することがあるかもしれません。まずは、少量ずつ飲み始めて、自分の体質に合わせながら、賢く炭酸水を利用しましょう。
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