「指の間が赤くなって、皮がむける…」「足の裏に水泡ができてかゆい…」など、足にこのような症状があると、水虫かもしれないと思いますよね。
名前はよく知られている水虫ですが、具体的な症状を詳しく知っている人は多くないようです。早めに治療するためにも、まず症状をチェックすることが大切です。
そこで今回は、水虫の種類や症状についてご紹介します。
水虫って何だろう?
水虫とは「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種が、皮膚の角質層に寄生することで発症する病気です。
白癬菌は、ヒトの髪・爪・角質などに含まれるケラチンというタンパク質が栄養源で、約30菌種以上存在しています。暖かく湿った環境を好み、気温が上がり始める5月くらいから活動が活発になることが特徴です。
手や体に感染することもありますが、約90%が足に感染します。かゆみや水ぶくれの症状を引き起こしますが、冬になると症状が収まる傾向があります。
こちらの動画でもわかりやすく説明されているので、是非御覧ください。
水虫の4つの種類と症状とは?
足に感染する水虫には、「趾間(しかん)型」「小水泡(しょうすいほう)型」「角化(かくか)型」「爪白癬(つめはくせん)」という4つのタイプがあり、症状がそれぞれ違います。
趾間型
水虫で最も多いタイプが趾間(しかん)型で、足の指の間にできることが特徴です。その症状は、皮が白くふやけたようになって、乾くと皮がむけていくこと。かゆみは比較的少ないですが、赤くただれてジュクジュクすると、かゆみが強く出ることがあります。
小水泡型
土踏まずや足の裏のふちに、小さな赤い水泡が複数できて、強いかゆみを伴うことが特徴です。日が経つにつれて、カサカサに乾いて皮膚がむけてきます。
角化型
かかとなど角質層が厚いところから、皮膚の奥深くに入り込み、足の裏全体に広がるのが角化型です。かゆみや水泡がないので、水虫だと判断しにくいですが、冬になるとカサカサになって、ひびが割れたり痛みが出ることがあります。
爪白癬
上記で紹介した足の水虫が、爪に感染して発症するのが爪白癬です。かゆみなどの症状はありませんが、放置すると爪が白く濁ってもろくなり、ボロボロになります。表面に縦ジマの模様が現れることもあります。
画像引用:gooヘルスケア
自分で判断せずに皮膚科に行こう!
皮膚や爪に水虫のような症状があったら、早めに皮膚科に行くことがおすすめです。
というのも、自己判断で間違った処置をすると症状を悪化させてしまい、長期間の治療が必要になるからです。顕微鏡で検査した結果、水虫ではなく違う皮膚病という可能性もあるんですね。
「水虫で病院行くのは恥ずかしい…」と思う方もいるかもしれませんが、専門医を受診して、正しい治療を受けた方が早く完治します。重症化させないためにも、皮膚科に行ってみてどうでしょうか?
また、水虫を早く治すためには、治療薬を使うだけでなく生活習慣を見直すことが大切です。水虫の正しい治し方もチェックしてみてください。
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