女性ホルモンの一種で、卵巣から分泌されるエストロゲン。女性らしさや肌のハリ・ツヤを保つ働きがあることから、美肌ホルモンと呼ばれることもあります。
女性らしい魅力を高めるだけでなく、血管や骨の健康を保ったり抗酸化作用もあるので、エストロゲンの分泌を増やしたいと思う方も多いようです。
では、エストロゲンの分泌を増やすには、何をすればいいのでしょうか?
エストロゲンの分泌を増やす生活習慣はコレ!
睡眠を十分にとって、生活リズムを整える
脳の視床下部には、エストロゲンの分泌量をコントロールする機能があります。
しかし、睡眠不足が続いてストレスが増えると、自律神経が乱れてホルモンのコントロールが出来なくなってしまうんですね。その結果、エストロゲンの分泌が低下してしまうわけです。
大切なことは、起床や食事の時間をできるだけ一定にして、生活のリズムを整えること。自律神経を安定させるためにも、規則正しい生活習慣が大切です。
適度な運動を習慣にする
エストロゲンの分泌を増やすなら、ウォーキングや軽いジョギングのような有酸素運動がおすすめ。更年期であっても運動をすると、エストロゲンが増えることがわかっています。
また、運動には、ストレスを解消したり自律神経を整える作用があるので、エストロゲンの分泌もスムーズになります。
ただし、息が切れるような激しい運動は、身体にとってストレスになります。適度に体を動かすことを習慣にしましょう。
ビタミンB6、ビタミンE、パントテン酸を補給する
女性ホルモンの生成には、ビタミンB6・ビタミンE・パントテン酸が必要です。
これらの栄養素が足りないと、ホルモンの合成や働きが低下して、エストロゲンの分泌も低下してしまいます。
ビタミンB6・ビタミンE・パントテン酸は、大豆食品・ナッツ類・魚介類に豊富に含まれているので、意識的に食べるようにしましょう。
極端なダイエットはやめる
女性ホルモンの原料になるのは、コレステロールやアミノ酸です。これらの原料は、通常の食事であれば不足することはありません。
しかし、極端なダイエットで食事制限を行うと、必要な原料が足りなくなる場合があります。その結果、ホルモンの合成がうまくいかずに、エストロゲンの分泌が悪くなることがあります。
特に、エストロゲンの生成に欠かせないビタミンEは、補充しにくく不足しやすい成分です。ビタミンEを含む食品を積極的に摂りましょう。
ビタミンEを含む食品
- すじこ
- たらこ
- うなぎ
- モロヘイヤ
- かぼちゃ
- アーモンド、落花生などのナッツ類
- ひまわり油
大豆イソフラボンを摂取する
大豆成分のイソフラボンには、エストロゲンに似た働きがあります。
女性の美しさや若々しさをサポートするだけではなく、エストロゲンの減少による様々な症状の予防になります。
特に、発酵食品である納豆はイソフラボンが豊富。栄養バランスが良く、腸内環境を整えてくれるので、おすすめの食品です。
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