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秋冬に絶対使いたい!加湿器の4つの健康効果と正しい使い方

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空気が乾燥する秋冬は、お肌がカサカサになって、お手入れもひと苦労。この乾燥、美容だけでなく健康にも悪影響を及ぼします。この季節は乾燥から体を守ることが、とても重要なんです。

そして、室内の乾燥を防ぐために欠かせないのが加湿器です。実は、加湿器を使うことによって、さまざまな健康効果が得られることを、あなたは知っていましたか?

今回は、そのあたりを徹底解明したいと思います。

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加湿器の4つの健康効果

1.加湿器で風邪やインフルエンザ予防

寒くなると決まって大流行するのが風邪やインフルエンザ。どちらもウィルスや細菌による感染によって引き起こされます。

ウィルスや細菌は湿度60%以上の環境にあると水分を含んで重くなり、床や地面に落下してしまいます。反対に湿度40%以下の乾燥した環境では、ウィルスや細菌にまとった水分が蒸発して空気中を舞いやすくなるのです。

加えて、空気が乾燥すると鼻や喉の粘膜が乾燥し、ウィルスや細菌の侵入を防ぐ役割をする繊毛(せんもう)の働きも低下してしまいます。加湿器で室内の湿度を50%以上に保てば、風邪やインフルエンザに感染するリスクは激減するといわれています。

2.加湿器で鼻や喉、目の乾燥を防ぐ

空気が乾燥すると鼻や喉、目などの粘膜も乾燥します。すると、唾液や鼻水、涙といった粘液が減少しますが、こうした粘液は病原菌の侵入を防いだり殺菌したりする大切な働きがあります。つまり、粘膜の乾燥は免疫力の低下を招いてしまうのです。

ほかにも粘膜の乾燥は辛い症状を引き起こします。例えば「ドライノーズ(乾燥性鼻炎)」です。鼻の粘膜の乾燥によって起こるドライノーズは、鼻の中のかさつきやムズムズに加え、痛みや出血、炎症などをともなうこともあります。

また、喉が乾燥するとイガイガや異物感を感じたり、咳やたんが出たりといった症状が起きます。また、目の乾燥は目が疲れやすくなるなどの「ドライアイ」の原因となります。

加湿器で室内の乾燥を防ぐことは鼻や喉、目などの粘膜を守って、免疫力の維持につながるのです。

3.加湿器で静電気を防止する

空気が乾燥すると起こりやすいのが静電気です。「ビリッ」と急に襲ってくるあの痛さは、できれば体験したくないですよね。また、静電気は空気中のホコリやダニなども引き寄せてしまいます。

静電気は湿度と密接な関係にあり、一般に湿度が40%以下になると静電気が発生しやすくなり、25%以下で発生するとされています。湿度が35%になると、木綿や木などの天然素材でさえも静電気が起こってしまうことがあるそうです。

ところが、気象庁の統計データによると、東京の場合で12月~3月の平均湿度は約49%ですが、最小湿度は12%にまで落ち込みます。暖房などで室内の湿度が下がればなおさら乾燥が進んで、いつ静電気に感電してもおかしくない環境にあるといえるでしょう。

静電気の発生をゼロにするには湿度が80%以上必要なのですが、加湿器で室内の湿度を50%以上にすれば静電気に感電しにくい状態を保つことができます。

4.加湿器でハウスダストや花粉などの飛散を防ぐ

室内の空気が乾燥すると、ハウスダストや花粉などによるアレルギー症状が重くなる傾向があります。なぜなら、アレルギーの原因となるハウスダストや花粉が宙に舞いやすくなるためです。

外出から戻って衣服や持ち物に付いた花粉を払っても、部屋が乾燥していると払いきれなかった花粉がすぐに飛散してしまうのです。

ところが加湿器などで部屋の湿度を上げると、ハウスダストや花粉は水分を含んで重くなり、空気中を舞わずに床に落下します。すると、目や鼻や喉などからアレルギー源が侵入するのを大幅に減らすことができます。

ただ、落ちたハウスダストや花粉は床上にはありますので、床の掃除はできるだけこまめにしたいもの。幼児や小さなお子さんがいる場合は特に気をつけたいですね。

加湿器の使い方のポイントとは?

加湿器の効果をより高めるには、使い方にいくつかポイントがあります。

まずは使用する水です。加湿器に使う水は必ず水道水を使いましょう。水道水には消毒用の塩素が入っているので、雑菌が繁殖しにくいというメリットがあります。

一方、浄水器を通した水は塩素が除去されているため、雑菌がはびこってしまうことも。また、ミネラルウォーターはミネラルがフィルターなどに付着して、故障や加湿力の低下などの原因にもなりかねません。

さらにカビや雑菌を繁殖させないためにも、加湿器のタンクの水は毎日交換し、水の注ぎ足しは避けましょう。フィルターは週1回は洗うようにしましょう。

最後が加湿器の設置場所です。カーテンや壁、家具などに直接水蒸気が当たる場所は避けましょう。結露やカビが発生することもあります。

また、出入り口や換気扇に近いと、蒸気が逃げていきやすくなります。センサー付きの加湿器の場合、床上70~100センチくらいの高さに置くとセンサーの正確さを保つことができます。

加湿器の使い方【まとめ】

  • 加湿器に使う水は水道水を使う
  • 加湿器のタンクの水は毎日交換する
  • フィルターは週1回洗う
  • カーテンや壁などに直接水蒸気が当たる場所に設置しない
  • 出入り口や換気扇に近い場所に設置しない

自分にあった加湿器のタイプを選ぼう

室内の乾燥によるさまざまな健康被害を防ぐには、加湿器がもっとも手っ取り早く、しかも効果的だということがわかりました。

ただ、加湿器にもいろいろなタイプがありますので、購入の際はそれぞれの長所と短所をよく見極めて、自分にあったタイプのものを選びましょう。

加湿器はそれほど高価なものではないので、ぜひ上手に利用して乾燥によるトラブルを防いでくださいね。

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