一昔前は、中年男性の症状だと考えられてきた水虫。しかし、今では働く女性の足元にも、その脅威は忍び寄っています。
カサカサしたり、ジュクジュクしたり、水虫の症状は様々ですが、誰にも見せられたものではありませんよね。あなたも足指の水虫に、悩んでいるのではないでしょうか?
出来るだけ早く治すためにも、水虫の正しい治し方をチェックしてみてくださいね。
水虫とは?
水虫は皮膚に寄生するカビの一種です。その約9割は足の裏、足の指の間、そして足の爪に寄生すると言われています。
水虫が足の先に発症しやすいのは、高温多湿の環境を好むためです。一日中、同じ靴や靴下でむれている足は、絶好の増殖環境というわけです。
皮膚に付着した水虫は、剥がれ落ちた皮膚の破片の中でも生きていられます。この剥がれ落ちた皮膚の破片を踏むことによって、ヒトからヒトへと感染してしまうのも水虫の特徴です。
では、水虫になってしまった場合、どのような治し方が有効なのでしょうか?
チェックすべき水虫の正しい治し方
水虫にとっては温度26℃、湿度70%前後の環境が一番心地よい状態です。その環境をいかに作らないかが、水虫を治すポイントとなります。
対策1:同じ靴を毎日履かない
一日中履いた靴は汗などが染み込み、ジメジメしています。脱いだあとに手を入れると分かるように、ムワッとした熱気が出てきそうなほど高温多湿で水虫が好む環境です。
この靴を、たった数時間置いていただけで次の日も履いてしまうと、また高温多湿の状況がキープされてしまいます。
一日履いた靴はきちんと乾燥するまで履かないようにして、新聞紙などを入れて水分を吸収させるようにしましょう。出来ることなら天日干しにして、日光をあてるのも効果的です。
対策2:足を常に清潔に保つ
家に帰ってきたら、汗や皮脂がついた足をきれいに洗いましょう。
足の指の間や爪の間まで綺麗に洗うと、皮膚は弱酸性に保たれます。水虫の好むアルカリ性の皮膚を回避して、弱酸性の清潔な皮膚を保つことで水虫を予防できます。
対策3:足をドライヤーで乾かす
お風呂上りは足には水分がついています。水分が残っていると、水虫は生き残りやすくなるため、タオルドライのあとにドライヤーで乾かすといいでしょう。
あまり近づけすぎると、ドライヤーの熱で火傷を負ってしまうので注意しながら乾燥させてください。
対策4:薬を広範囲に塗る
お風呂で清潔にしてドライヤーで乾かしたら、水虫用の薬を塗りましょう。患部の周りにも菌が付着しているため、患部の周囲も含め広範囲に塗ることが大切です。
水虫の薬を買うときには、ドラッグストアの薬剤師などに相談し、適切な薬を選びましょう。ジュクジュクしていたり、カサカサしていたり、水疱があったり、水虫には様々な症状があり、適切な治療薬を選ぶ必要があります。
水虫は、根気強く対処していかなくては、根本から改善できない症状です。薬を塗って痒みがなくなったからと言って、絶対に途中で辞めてはいけません。
対策5:靴下を日に2~3回変える
会社や出先でどうしても痒くなって仕方ないという人は、替えの靴下を持ち歩き、日に2~3回交換するようにしましょう。
替えの靴を持っていくことも一つの手です。可能ならば、オフィスでデスクワークをしている時には、サンダルに履き替えるとよりいいでしょう。
高温多湿の状態をいかにして回避することができるかを考えて、仕事や生活に影響が出ないように対策を練りましょう。
水虫のない足へ
水虫を治すためには、根気よく治療を続けていく必要があります。どこで見せても恥ずかしくない足を手に入れるために、上記で紹介した方法で毎日対策しましょう。
また、水虫が治ったら、再発しないよう水虫発生の原因となる行動や生活習慣は避けましょう。日々の努力が、綺麗な足を保持することに繋がります。
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