肌を露出する季節になると、二の腕のブツブツが気になりますよね。
サメ肌のようにザラザラな触感が特徴の症状で、10代から30代の女性に多く現れます。出来ることなら、スベスベの肌を手に入れたいと悩む女性は多いのではないでしょうか。
今回は二の腕にブツブツができる原因と、スキンケアで使える市販薬の特徴を見ていきましょう。
二の腕のブツブツの原因は何?
二の腕のブツブツは、「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」や「毛孔性角化症(もうこうせいかくかしょう)」と言われます。
広く一般的な皮膚疾患の一つで、自覚症状がないのが特徴です。原因として考えられるのは、以下の4つです。
二の腕にブツブツができる4つの原因
- 肌のターンオーバーの異常
- 遺伝的な要因
- ホルモンバランスの異常
- 乾燥やストレス
これらの原因が重なり、古い角質が毛穴に詰まることによって、毛穴自体が盛り上がってザラザラになってしまうのです。毛穴の周りで炎症を起こすと、赤く腫れて痒みを伴うこともあります。
二の腕の他にも、肩・背中・太もも・お尻に現れますが、細菌が炎症を起こすニキビとは違うということを理解しておきましょう。しかし、ニキビと同様、潰したり、掻いたりすると悪化しますので要注意です。
スキンケアで症状を改善できる?
高額になりますが、すぐにでも治したい場合には、皮膚科でピーリングをしてもらうか、レーザー治療を選択するほうがいいでしょう。
「時間はかかってもいい…」「コストパフォーマンス重視で頑張りたい…」という人は、クリームによるスキンケアをおすすめします。
では、市販薬のクリームを選ぶときに、注意すべきポイントは何でしょうか?
尿素配合クリームを使う
二の腕のブツブツは、乾燥でひどく悪化してしまう恐れがあります。そのため、乾燥を防いで保湿することが、治療の近道となるのです。
保湿で調子を取り戻した肌は、正常にターンオーバーが促されるため、症状の改善が期待できます。
尿素配合クリームの良さは、角質を取り除く働きがあることです。毛穴に詰まった古い角質を除去すべく、尿素配合クリームを毎日コツコツと塗り続けることが必要です。
すぐに効果が出ることはないため、粘り強く続けていきましょう。赤みが治まり、しっとりとした肌に改善されていくでしょう。
尿素の配合率もチェックしよう!
また、市販のクリームを選ぶ際には、尿素の配合率を気にしましょう。肌が敏感な人は、まずは尿素が10%配合されているものを選びましょう。
薬剤師がいるようなドラッグストアで聞いてみると、あなたの肌に合う商品をすすめてくれるでしょう。
より強い効果を求める人は、尿素が20%配合されているものもありますので、試してみてはいかがでしょうか。
石鹸やボディソープを見直そう!
肌に合わない石鹸やボディソープを使ってはいませんか? これを機に、保湿重視のものに変えてみるのもいいかもしれません。
また、二の腕のブツブツのところだけは、ピーリング効果がある石鹸を使ってみるといいでしょう。
AHA石鹸でピーリング
ピーリング効果が評価されているのがAHA石鹸。スーパーやドラッグストアでも簡単に手に入るため、多くの人が愛用しています。
配合されるグリコール酸が角質を柔らかくし、ターンオーバーを促してくれます。効果が出たという意見もよく耳にしますので、試してみても損ではありません。
洗うときは、肌をナイロンタオルでゴシゴシ洗うようなことは避けてください。傷つきやすいので、良く泡立てて丁寧に撫でるように洗うようにしましょう。
洗い終わったらよく流し、お風呂の後にはきちんと保湿するように心がけてください。
生活習慣も大事なポイント
偏った食事、アルコールの過剰摂取、過度なダイエットなど、リズムが整っていない生活を続けていませんか?
生活習慣が乱れていると、いくらスキンケアをしても治りづらくなってしまいます。
バランスの取れた食事を心がけ、睡眠不足などにならないようリズムある生活を目指すと、体の中から肌の状態が正常化されていきます。美しい肌のためにも、生活習慣も見直してみましょう。
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