アロエは、世界的に昔から民間療法の薬として使用されてきました。火傷にアロエを張ったり、美白のためにパックにしたり、アロエの効能について聞いたことありますよね。
確かに、火傷への効果や美白効果は科学的に証明されていますが、食べても健康効果が高いことがわかっています。
では、どのようにして食べると、アロエの効能を十分に発揮させることができるのでしょうか?
キダチアロエの特筆すべき効能3つ
アロエには200を超える種類があり、その中でも日本でよく見かけるアロエには2種類あります。そのうち1種がキダチアロエで、以下のような効能があります。
キダチアロエの3つの効能
- 整腸作用
- 胃液分泌促進
- 毒素分解
ほかのアロエに比べて苦味が強く、苦味の元となるアロインという成分を多く含んでいます。アロインが持つ整腸作用は、腸内から余計なものを排出してくれるため、便秘改善の効果が期待できます。
また、胃液の分泌を促進する働きや、毒素分解の作用もあるため、特に食欲不振や二日酔いのときに摂取すると効果があるでしょう。
苦味があるためジュースがおすすめ
苦味が強いキダチアロエは、生葉を切り取ったら、硬い葉の部分を剥き、中のゲル状のところだけを取り出します。
それをジューサーにかけて飲みやすいジュースにして摂るのがおすすめです。水で薄めて、蜂蜜を加えるとさらに飲みやすくなるでしょう。
アロエの効能は非常に強いため、1日の摂取量は30mlと極微量です。人によっては、下剤のように急にお腹を下すことが予想されますので、最初は15mlなどの少量から始めてみてください。
体調が悪くなったり、体に異常が出た場合は、すぐにアロエを食べるのを辞め、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。
アロエベラの特筆すべき効能3つ
日本で良く見かけるアロエのもう1種はアロエベラです。キダチアロエよりも葉が厚く、大きいのが特徴です。
アロエベラの3つの効能
- 整腸作用
- 毒素分解
- 美肌効果
ヒアルロン酸やコラーゲンを増幅させる効果が注目を集めており、アロエベラの人気が昨今高まってきました。年齢肌や乾燥肌の人には嬉しい効能ですね。
苦味が少なく、そのままがおすすめ
苦味が少なく、そのままでも食べられるため、硬い皮をむいてゲル状の部分を食べるのが一般的です。刺身のように、醤油やポン酢で食べてもいいし、蜂蜜やヨーグルトと混ぜて食べてもいいので、好みに合わせて調節しましょう。
アロエヨーグルトに使われているアロエはアロエベラが多く、食べなれた味かもしれません。苦味が少ないため、ジューサーに葉ごと入れてジュースにしても問題なく飲めるでしょう。
キダチアロエと同様に、1日の摂取量は30mlですので、過剰摂取は禁物です。少量から始め、体調に合わせて調節するようにしましょう。
妊娠中、月経中の女性は要注意
アロエには、副作用として体を冷やす作用のほか、子宮を収縮させる作用があります。そのため、妊娠中や、月経中の女性は体を冷やしたり、子宮に影響が出ることを避けるため、アロエの摂取は辞めましょう。
また、冷え性の人や、12歳以下の子ども、そして体が弱っているときの摂取も避けたほうがいいようです。
便秘改善や美肌効果など、嬉しい作用もいっぱいのアロエですが、過剰摂取は禁物。きちんと効能と副作用を理解した上で食べるようにしましょう。
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