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扁桃腺が腫れやすい原因とは?今日からできる予防対策5つ

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扁桃腺が腫れると、つばを飲み込むだけでもつらいですよね。扁桃腺が痛むのは、扁桃に炎症が起きて扁桃炎になってしまっているときです。

免疫力が低く、扁桃が大きい小児によくあることですが、大人でも扁桃炎になります。発症すると高熱が出ることも多く、何度も繰り返すと仕事にも支障が出てしまいます。

では、扁桃腺を腫らさないためには、どうしたらよいでしょうか。扁桃炎が起きやすい原因と予防方法について勉強してみましょう。

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扁桃炎が起きやすい原因は?

扁桃炎が起きやすい原因は、以下の4つが考えられます。

1.扁桃肥大

扁桃腺は、外部から侵入してくる細菌やウイルスなどから、身体を守るためにあります。そのため、扁桃自体は細菌やウイルスにさらされやすく、比較的感染が起きやすいのです。

扁桃は産まれてから徐々に大きくなって、小学校低学年くらいで最大になり、その後だんだんと萎縮していきます。扁桃が大きいと感染が起きやすいため、小児に扁桃炎が起きやすいわけです。

しかし、中には小児期を過ぎてもなかなか扁桃腺が小さくならない人がいますが、これを扁桃肥大と言います。扁桃が大きいままだと、細菌やウイルスにさらされやすく刺激を受けやすいため、扁桃炎が起きやすいのです。

2.慢性扁桃炎

扁桃腺に感染が起きたときに、完全に病原体が死滅せず、感染が慢性化することがあります。この状態を慢性扁桃炎と言います。

ストレスや疲労などで免疫力が低下したときに病原体の勢力が強くなり、何度も症状をぶり返してしまいます。

3.乾燥

様々な感染症に共通していることですが、人間の身体は乾燥に弱いのです。冬に風邪をひきやすくなるのは、このためなんですね。

逆を言えば、口や鼻や喉、さらには気道を湿潤な環境に保つことで、病原体の感染を防ぐことができるわけです。冷房や除湿器によって乾燥した環境によって、扁桃炎が起きやすくなります。

4.生活習慣

お酒をたくさん飲んだり、タバコを吸っていると、扁桃腺がダメージを受けます。刺激の強い食べ物を摂り過ぎることもNGです。これらの生活習慣のある人は、扁桃炎が起きやすくなっているので注意が必要です。

今日からできる予防法

stopでは、扁桃腺が腫れないようにするためには、どのように対処したら良いのでしょうか? 簡単に実行できるものを5つ紹介させていただきます。

1.まず乾燥を防ぐ

乾燥を防ぐことは、多くの感染症を防ぐことにつながります。具体的な方法としては「部屋の加湿」「冷房を控える」「マスクを着用する」などが考えられます。

また、最近ではのどスプレーが販売されており、のどの保湿だけでなく殺菌作用もあるため、試してみる価値はあります。

他にも、慢性的な鼻づまりで口呼吸をしがちな人は、鼻づまりを改善して口呼吸を控えることで、乾燥を防ぐことができます。鼻には外から取り入れた空気を湿らせる機能があるので、鼻で呼吸をすることは重要です。

2.うがいをする習慣をつける

外から家に帰ったときに、うがいをする習慣をつけるだけで、扁桃炎の頻度を減らすことができます。

これは扁桃に付着した病原体を直接洗い流すことができるだけでなく、保湿にもつながるため効果的な方法です。

また、市販のうがい薬を使うと、効果をより高めることができるのでおすすめです。

3.生活習慣を見直す

飲酒量を減らしたり、禁煙をすることで、扁桃炎を起こす確率を減らすことが期待できます。

お酒はほどほどに飲めば身体にいい影響もあるのですが、タバコの場合は悪影響ばかり。身体にいい影響はないので、禁煙をおすすめします。

4.抗菌薬(抗生物質)治療を受ける

ここからは少し専門的な治療となり、医療機関を受診する必要があります。

扁桃炎が慢性化して何度もぶり返すような場合には、きちんと抗菌薬を用いた治療を受けることによって、完全に病原体を排除できる可能性があります。

完全に排除できれば、激しい炎症を起こす頻度は劇的に減ることが期待できます。

5.外科治療を受ける

大人の場合、扁桃腺はあまり重要ではないと考えられています。そのため、扁桃肥大や扁桃炎を繰り返す場合、外科的に扁桃腺を摘出してしまうことで解決しようという考え方です。

外科手術ですので、手術に伴う苦痛や術後の痛みは多かれ少なかれあるのですが、一度手術してしまえば扁桃炎の苦しみから解放されます。何度もぶり返す場合には、一度耳鼻科を受診して相談してみるといいでしょう。

耳鼻科受診も視野に

簡単にできるものから専門的な治療まで、5つの方法を紹介させていただきました。

うがいや加湿、禁煙などで劇的に扁桃炎の頻度が減ったという人も多いので、これらを試す価値は高いと思います。しかし、何度も扁桃炎を繰り返す場合には、扁桃肥大や感染の慢性化など、根本的な要因がある場合もあります。

自分でできる対策をとりつつも、耳鼻科を受診するという選択肢は、常に頭に入れておいていただきたいと思います。

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