「会社や学校のお昼休みの後、眠くて眠くてしょうがない・・・」こんな経験をしたことはありませんか?
食後はどうしても眠気が襲ってくるもので、仕事や授業に集中できなくなることもしばしばです。注意力が低下して、作業効率が悪くなることもありますよね。
そこで今回は、「眠いなんて言ってられないけど、この眠気どうすればいいんだ・・・」というあなたに、眠気をスッキリさせる方法をご紹介します!
食後に眠くなる原因とは?
食後に襲ってくる急激な眠気、その原因は大きく分けて3つあります。
1.血液が消化器官に集中する!
食事をすると、胃や腸が活発に動き始めます。その働きを助けるために、体は血液を消化器官に送り込み、血液を集中させます。
そうすると、脳に流れる血液量が少なくなるため、頭がボーっとしてきて眠気が引き起こされます。
2.副交感神経が優位になる!
食べ物の消化が始まると、体は全身を「消化」に集中させようとします。すると、自律神経はリラックスした状態を作り出す副交感神経が優位になり、胃腸の働きが活発になります。
一方で、脳や体を休ませようとして全身の血圧も下がるため、意識レベルが下がります。その結果、耐えがたい眠気に襲われるわけです。
3.血糖値の下がりすぎ!
食事をすると、体内の血糖値は上昇します。この血糖値は「インシュリン」というホルモンにより、3時間ほどで元の数値に戻るようになっています。
しかし、食後の血糖値が急激に上昇すると、このホルモンが過剰に分泌されて、元の値より低い低血糖状態になってしまうのです。
低血糖とは、体のエネルギーであるブドウ糖が足りない状態です。脳へのエネルギーも不足してしまうため、脳が正常に活動できなくなって「眠気」という症状として現れます。
食後の眠気対策に有効な8つの方法!
ここでは、眠気対策で有効的な方法を8つ紹介します。手当たり次第に試してみて、自分に合った対策を見つけてみましょう。簡単に出来る方法をまとめてみました!
1.軽く運動する
体を軽く動かすと、血液が全身に循環するため、脳にも血液が送られます。頭をスッキリさせる交感神経も刺激されます。
2.深呼吸をする
体内に取り込む酸素の量を増やすことで、頭をスッキリさせます。無意識に呼吸の浅い人もいるので意外と効果的!
3.冷たい水で顔を洗う
冷たい水で顔を洗うと、交感神経を刺激して脳を目覚めさせてくれます。冷たいシャワーなどを浴びるとシャキッとするのはこのためで、似た効果が得られます。
4.外に出る
晴れているなら、日光を浴びましょう。強い光を浴びると、人間は「起きる」という信号が送られるように出来ています。同時に深呼吸をしてみれば更に効果的です。
5.満腹にしない
お腹がいっぱいになると、頭に血液はいかないし、副交感神経は優位になるし、低血糖になるしで、もう最悪です。腹8分目で抑えておきましょう。
6.炭水化物を控える
血糖値の上昇を緩やかにするために、米やパンなどの炭水化物を減らして、肉や魚などタンパク質が多い食事にしてみましょう。低血糖による眠気を防ぐことが出来ます。
また、糖分が高い物を食べる前に野菜を食べておくと、血糖値の上昇が緩やかになります。食事のときはベジタブルファーストを意識しましょう。
7.食事方法を見直す
「早食い」「よく噛まない」「パンや米から食べる」ということも、血糖値が急激に上がる原因です。サラダや海草類から食べ始める、よく噛んでゆっくり食べるなど、血糖値を上げない工夫をすることもポイントです。
8.少しでもいいから寝る
思い切って、寝てみましょう。食後の眠気には、10~20分程度の睡眠でも効果があります。少し寝るだけで、その後はスッキリ集中できるということもよくあります。
まとめ
このように眠気対策はたくさんの方法があります。どれも簡単にできるので、自分に合った対策を探してみてください。
複数の方法を組み合わせながら試してみるとより効果的です。色々試してみて、午後もシャッキリ目覚めて、頑張れるようにしましょう!
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