美容やダイエットで注目されていますが、食べ過ぎると怖い副作用があることも事実です。使い方によっては「毒」にも「薬」にもなるんですね。
そこで今回は、カプサイシンの効果と副作用についてご紹介します。上手な活用法を知って、美容と健康に役立ててみましょう!
注目すべきカプサイシンの4つの効果とは?
美容と健康によいとは言いますが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか? 代表的な効能は、以下の4つです
1.脂肪を分解してくれる
体内のエネルギー代謝を上げて、貯蔵された脂肪の分解を促進します。辛い物を食べると体温が上がって汗をかくのは、この作用が働いているからなのです。ダイエットで注目されている効能ですね!
2.食欲を増進させる
夏バテや風邪を引いてしまった時など体力が落ちている時は、どうしても食欲がわかないもの。そんな時、カプサイシンは舌や胃を刺激して、失った食欲を蘇らせてくれます。疲労がたまっている時こそ、辛い物を食べれば元気になれるかもしれません。
3.胃腸を元気にする
胃腸の調子が悪いと、体の元気もなくなってしまいます。胃腸は全身の体調に影響する器官であり、これらの動きが鈍くなると体はダルさを覚えます。
カプサイシンは元気のなくなった胃腸を刺激し、働きを活発にしてくれます。こうして調子を整えることで、体のダルさ改善にも役立ちます。
4.生活習慣病の予防にもなる!
コレステロールや中性脂肪は生活習慣病の大敵。この値が高いと、糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞などの病気にかかりやすいと言われています。
カプサイシンには、この2つの値の上昇を抑える効能があるのです! 日頃の食生活に辛い食べ物を取り入れる事も、生活習慣の予防手段だと言えるでしょう。
カプサイシンの怖い副作用
ここまでカプサイシンの素晴らしい効果を挙げてきましたが、良いことばかりではありません。
そもそも、味覚の中に「辛み」という感覚はありません。辛いと感じている感覚は「痛覚」なのです。カプサイシンはあくまで刺激物であり、本来は毒性の高い物です。ですから、食べ過ぎると当然体に害があります。
それでは、具体的にどのような害があるのでしょうか? カプサイシンの過剰摂取で引き起こされる病気をご紹介します。
- 胃腸炎
- 大腸炎
- 食道炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 味覚障害
- 胃ガン
- 食道ガン
- 痔
見ていただければ分かるように、主に消化器系がダメージを受けます。
辛い物を食べた時、胃がキリキリ痛むことがありませんか? これは胃が傷ついている証拠です。その時点で、食べすぎだと言えるでしょう。
カプサイシンの上手な活用方法5つ
プラスの効果とマイナスの効果がわかりましたが、うまく活用するにはどうすればいいのでしょうか? 最大限にその効果を引き出す活用法を挙げていきます!
1.ピリ辛程度に抑えるべし!
辛さのレベルは控えめに! 食べ物の味がわからなくなるほどの「激辛」は避けましょう。
2.味が濃くて辛い料理はなるべく避ける
濃い味付けの料理は、辛さを感じにくくさせます。さっぱりしたものこそ辛くしてみましょう!
3.自分で料理するときは、唐辛子をホールで使う
粉末タイプや小口切りのものは、そのまま唐辛子を取り込んでしまうことになります。ホールのものを使う事で、カプサイシンを抽出して過剰な摂取を防ぎます。
4.少量を何度かに分けて食べる
一度に多量のカプサイシンが体に害を与えるので、少量なら問題はないのです。少量を分けて使用するようにしましょう。
5.サプリメントで摂取
カプサイシンはサプリメントでも売られています。うまく取り入れるために、サプリを利用することも1つの手です!
まとめ
カプサイシンの効果を上手く引き出すためには、適度な量を摂取することが大切。胃が痛くなったり、辛みで舌がヒリヒリするようなレベルは逆効果です。
怖い副作用から身を守るためにも、上記で紹介した活用法を取り入れながら、カプサイシンと上手に付き合っていきましょう!
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