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下痢と便秘を繰り返す!その原因は「過敏性腸症候群」かも

トイレの写真「長い間、腹痛と下痢が続いている…」「下痢と便秘を交互に繰り返している…」このような症状あるなら、過敏性腸症候群かもしれません。

過敏性腸症候群は治療せずに放っておくと、症状が重くなる病気です。その結果、トイレが不安で外出できなくなるなど、生活の質を落としてしまうことも。

とはいえ、下痢や便秘の悩みって、なかなか人に聞きづらいですよね。あなたも誰にも相談できずに悩んでいるのではないでしょうか。そこで今回、長続きする下痢・便秘で困っている方のために、過敏性腸症候群の原因や症状についてご紹介します。

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過敏性腸症候群とは?

過敏性腸症候群とは、小腸や大腸にこれといった病気がないのに、下痢・腹痛・便秘などの便通異常を繰り返す病気です。過敏性腸症候群の主な症状は、以下のとおりです。

過敏性腸症候群の主な症状はこちら

  • お腹がゴロゴロする
  • ガスでお腹が張る
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 不安や緊張で、腹痛や下痢をする
  • おならが出やすい
  • 腹部に不快感がある

口から入った食べ物は、胃で消化されたあと小腸で栄養が吸収されると、大腸に送られます。大腸は蠕動(ぜんどう)運動で便を先へと促して水分を吸収し、排便しやすい硬さに調節しています。

しかし、何らかの原因で大腸の働きが乱れると、水分量の調節機能がうまく働かずに下痢や便秘などの症状を引き起こしてしまうのです。

過敏性腸症候群の3つの「タイプ別」症状について

過敏性腸症候群の症状には「下痢型」や「便秘型」、その二つが交互に起こる「交代型」に「ガス型」などがあります。

「下痢型」は、通勤や通学、試験や大事なプレゼンの前などに急にお腹が痛くなって下痢をしてしまうタイプで、男性に多くみられます。一方、「便秘型」は女性に多く、腸管が痙攣をおこして便秘になり、水分の少ない硬い便が出ます。

意外にも多くの人が悩んでいるのが「ガス型」です。お腹にガスがたまり、お腹が張って苦しい状態が続いたり、「人前でおならが出たらどうしよう」と心配するあまり緊張して余計におならが出てしまうことも。また、空腹でもないのに頻繁にお腹が鳴る場合もあります。

過敏性腸症候群になると、トイレが心配で仕事や趣味を十分に行えないなど生活面で深刻な影響が出ます。20~40代の人に多く見られる病気ですが、最近は子供など若年層にも増えてきています。

では、大腸の働きが乱れて、過敏性腸症候群になる原因は何でしょうか?

実は日常生活が過敏性腸症候群の原因を作っている!?

多くの場合、過敏性腸症候群は消化器系の検査をしても異常がほとんど見つかりません。また、症状が出るのは外出中や人前に出る時などが多く、家でゆったりとリラックスしている時などはあまり起こりません。

実は、過敏性腸症候群の原因は身体器官にあるのではなく、次のようなことが関係しています。

原因1 ストレス

過敏性腸症候群の原因で最も多いのがストレスです。プレッシャーや心配などを脳で感じると、自律神経を通って腸にまで伝わります。

脳のストレスが腸に影響を与えるのは、脳と同じ神経が腸にも多くあるから。脳と腸の神経が繋がっているため、脳が感じるストレスが腸にも伝わりやすいわけです。

その結果、自律神経によってコントロールされている腸の蠕動運動が過敏になり、下痢や腹痛といった症状になるわけです。

さらに、下痢や腹痛は脳に「痛み」として認知されるので、それが脳にとってストレスになります。脳や腸が過敏に反応し合って、下痢や便秘を繰り返す悪循環を引き起こしているわけです。

原因2 暴飲暴食

暴飲暴食をすると腸に過剰な刺激を与えてしまい、その結果、腸のぜん動運動が盛んになって下痢を引きおこします。

この状態が頻繁に起こると、過敏性腸症候群へと移行する場合があります。もともと暴飲暴食の原因自体がストレスなどの心因的なものであることが多く、暴飲暴食の行為がさらに腸にダメージを与えてしまうことになります。

原因3 不規則な生活

不規則な生活は疲労の原因でもあります。身体に疲労がたまれば消化器官にも悪影響を及ぼし、大腸のぜん動運動に異常をきたします。

また、排便を促す胃・大腸反射は朝が最も活発になりますが、不規則な生活によって朝食を抜くと反射が起こらずに排便リズムを狂わせてしまいます。こうしたことも過敏性腸症候群の引き金となると考えられています。

原因4 腸管の冷え

腸が冷えると、腸内で生じたガスの処理がスムーズに行えなくなります。するとお腹が張って「ガス型」の過敏性腸症候群を誘引します。

また、小腸が冷えると食べたものを消化できずに下痢になり、大腸が冷えると痙攣性の便秘を引きおこします。小腸・大腸ともに冷えると下痢と便秘を繰り返す「交代型」の過敏性腸症候群を誘発するのです。

過敏性腸症候群を予防するには?

過敏性腸症候群の予防には、ストレスをためないことが一番です。1日のうちにリラックスできる時間を作り、好きな音楽を聴いたり、趣味に没頭したり、精神的なエネルギーを蓄えましょう。

また、規則正しい生活を心がけて睡眠をしっかりととり、バランスの良い食事を心がけましょう。脂肪分の多い食事や刺激物はできるだけ避け、消化に良い食事がおすすめです。

とくにヨーグルトなど乳酸菌を含む食品や、キノコや海藻など食物繊維の多い食べ物は腸内環境を整えてくれるので、過敏性腸症候群の予防や改善に有効です。特に、年齢を重ねるごとに減っていくビフィズス菌を増やす食事を取り入れたいところです。

参考:ビフィズス菌は年々減る!効率的に増やすための基礎知識

過敏性腸症候群の治し方

過敏性腸症候群は、デリケートな人や内向的な人ほどかかりやすいともいわれています。症状が症状だけに、人に相談したり病院に行くのは恥ずかしいと思う傾向もあるようです。

しかし、過敏性腸症候群は症状が重くなると一人で対処するのが難しい病気です。というのも、個人によって症状に差が出やすく、原因になるストレスの度合いも人によって違うからです。

精神的ストレス・肉体的疲労・生活習慣が複雑に絡まって、過敏性腸症候群の症状を引き起こしています。つまり、過敏性腸症候群のベストな治し方は、人によって違うんですね。

もし、日常生活に支障がない場合はセルフケアで十分かもしれません。自分なりにストレスを解消することで、症状が改善することもあると思います。しかし、通勤・通学や外出など日常生活に支障があるなら、専門医を受診した方がいいかもしれません。

人に相談しづらいかもしれませんが、早めに胃腸科や消化器内科を受診しましょう。治療によって症状が改善されれば、メンタル的なゆとりもでてくるでしょう。

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