花粉が飛散する時期は、外出することが憂鬱になりますよね。
できれば室内で過ごしたいところですが、仕事やイベントなどで外出しなければならないときもあります。
そんなときは、花粉症の症状を悪化させないために、外出時の服装やグッズ選びが大切です。では、どのような点に注意すればいいのでしょうか?
外出時に花粉症を悪化させない服装・グッズって?
花粉症を悪化させないためには、目・鼻・口などの粘膜に花粉が触れないにすることが基本的な対策になります。個別に詳しく見て行きましょう。
髪型・帽子について
髪の毛は静電気がたまりやすく、花粉がつきやすい場所です。髪についた花粉が落ちて、目や鼻に入ることがよくあるんですよね。
ロングヘアーの方は花粉が髪にからまないように、しっかり束ねてコンパクトにまとめましょう。
できれば帽子を着用して、髪の毛をその中に収めるといいでしょう。つばの広い帽子を選んで、目深にかぶると花粉が目に入りにくくなります。帽子はつるつるとした素材がおすすめです。
コンタクトレンズ・眼鏡について
目の粘膜は花粉が入りやすくアレルギーを起こしやすい場所なので、コンタクトレンズはできるだけ控えるようにしましょう。
というのも、コンタクトレンズを付けているだけで目に刺激を与えるし、花粉の付いたレンズによって、眼球が傷ついたり結膜炎を起こすこともあるからです。
ですから、花粉がピークを迎える3~4月は、コンタクトレンズではなく眼鏡を着用するようにしましょう。眼鏡は花粉が目に入る量を30~50%減らしてくれるので、花粉対策にも有効です。目に症状が出やすいなら、花粉症用のゴーグル眼鏡もおすすめです。
マスクの着用について
花粉症の方なら、外出時にはマスクを着用しますよね。マスクを着用することで、体内に入る花粉の量を20~30%減らすことができるので、鼻の症状を和らげることができます。
マスクを選ぶときは、花粉症対策用を選びましょう。ただし、いくら性能が高くてもマスクと顔の間にスキマがあると花粉が入り込んでしまうので、しっかり密着させて付けるようにしましょう。
また、外出するときは未使用の予備のマスクも持ち歩くことも大切です。マスクはいつの間にかなくなることも多いですから。
服装や小物について
花粉は突起のある複雑な形をしていて、繊維に絡まりやすい特質があります。いったん繊維にからまると簡単には落ちにくいので、体を動かすたびに花粉が舞って、目や鼻の粘膜を刺激します。
ですから、外側に着る服は表面がツルツルとした素材を選び、モコモコした素材は避けるようにしましょう。ツルツルとした素材であれば、花粉がついても払いやすいですからね。
花粉がつきやすい素材とつきにくい素材はこちらです。
花粉がつきにくい素材 | 花粉がつきやすい素材 |
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また、手袋やハンカチなどの小物類の素材にも気をつけましょう。気をつける点は、服装と同じでです。静電気でも花粉は付きやすくなるので、静電気防止スプレーもおすすめです。
室内に入る前に、玄関でやるべきこと
家に帰ってきたのに、なかなか花粉症の症状が治まらないことがありませんか?
その原因は、上着や帽子などに付いた花粉が、室内に持ち込まれたためかもしれません。
家に入るときは帽子や上着はもちろん、小物類についた花粉もよく払い落とすようにしましょう。荒っぽく払うと花粉が舞うので、静かに払うのがコツです。
また、上着をリビングや寝室で脱ぐと、花粉が舞う可能性があります。
玄関近くに衣類掛けを設置して、できるだけ室内に上着や小物を持ち込まないようにする工夫も大切です。家族がいるなら全員で花粉対策を徹底しましょう。
食べ物によって、花粉症の症状が出やすくなることを、あなたは知ってますか?
⇒花粉症対策でおすすめの食べ物って何?
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