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胃もたれや吐き気が続くのは機能障害のせい?胃の不快感を防ぐ解消法

はっきりとした原因がないのに、胃もたれや吐き気などの症状がありませんか? 胃の検査をしても異常がないため、手のうちようがないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

胃のもたれは、飲みすぎや食べ過ぎによる消化不全だと思われがちですが、少し食べただけでも症状が出る場合があります。もし、お腹がすぐに一杯になったり吐き気があるなら、胃の機能障害の可能性があります。

今回は、胃もたれや吐き気が起こる胃の機能障害と胃の不快感を防ぐ解消法をご紹介します。まずは、胃もたれが起きる状況から解説します。

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どんなときに胃もたれは起きる?

胃もたれは、胃に入ってきた食べ物を十二指腸に送る機能が低下して、胃に長くとどまることで起きます。胃もたれが起きやすいのは以下のような状況です。

胃の消化能力を超えている

胃の中に長時間食べ物が停滞すると、胃が休まらず疲れてしまいます。消化能力は年齢を重ねると衰える傾向にあるので、若いころと同じように食べていると消化が追いつかないという状態になるのです。

あまり食べていないのに胃がもたれた場合は、消化・吸収しにくい脂質や刺激物などを摂ったために、胃の消化能力を超えてしまっていると考えられます。

胃酸の過剰分泌

高脂質な食べ物や刺激の強いものを口にすると、消化に時間がかかるため胃もたれが起きやすくなります。胃が刺激されて胃酸が出すぎるため、胃痛や吐き気をもよおすこともあります。

また、胃酸が食道に逆流すると、胸やけやのどの不快感などの症状が現れることもあります。胃酸の過剰分泌は、食生活の乱れや食べ過ぎなどが原因です。

胃もたれ・吐き気が続くなら機能性ディスぺシアかも

機能性ディスぺシアとは?

胃の病気がなく、ちょっと食べただけでも胃もたれ・吐き気などの症状が続くなら、機能性ディスぺシアの可能性があります。

機能性ディスぺシアとは、胃の検査で異常がないのに胃の不快感が続く機能障害の総称です。主な症状は早期満腹感・胃痛・胃もたれで、以前は慢性胃炎と言われていた病気です。

胃潰瘍・胃がんなどの病気でもないのに、胃もたれ・胃痛・吐き気が3ヵ月以上続いていると、機能性ディスぺシアと診断されます。

機能性ディスぺシアの原因

機能性ディスぺシアはストレスをきっかけに発症すると考えられています。過度なストレスがかかると胃の働きをコントロールする自律神経の働きが低下します。

すると、胃の運動機能や知覚などに悪影響を与えて、正常に働かなくなります。例えば、胃に食べ物が入ってきても胃の上部が膨らまなかったり、消化物を十二指腸に送る機能が低下します。

さらに、生活習慣の乱れや飲酒・喫煙などが重なると、自律神経の働きはさらに乱れるため、機能性ディスぺシアの症状が悪化することがあります。

胃もたれ・吐き気を解消する方法

胃もたれで横になる人胃もたれや吐き気を解消するためには、胃の運動機能を高めることが大切です。食生活の改善やストレス対策を意識するようにしましょう。

朝食をとるようにする

胃の運動機能を高めるためには、食生活のリズムを整えることが大切です。胃の調子が悪いと朝食を抜きがちですが、逆に胃の動きが弱くなってしまいます。

朝食のメニューは栄養バランスがいい食事が理想ですが、胃の調子が良くないときや忙しくてゆっくり食べられないこともありますよね。そんなときは一口でもいいので、消化しやすいものを食べましょう。

脂肪中心の食品は、胃が消化しづらく胃もたれの原因になります。ヨーグルト・卵・チーズ・バナナ・りんごなど食べやすくて消化しやすい朝食がおすすめ。できれば、温かいスープやみそ汁などを飲むようにしましょう。

消化をサポートする食べ物を摂る

食事をするときは、消化をサポートする食べ物を意識的に摂りましょう。おすすめなのは、アメリカ国立がん研究所が発表したデザイナーフーズです。

デザイナーフーズとは、がん予防の効果が高い機能性食品のことで、胃に優しい食べ物が多く含まれています。ピラミッド上位にあるショウガ・ニンジン・カンゾウは漢方胃腸薬でもよく使われる食材です。

デザイナーフーズ引用元:なないろデザイナーフーズ協会

また、キャベジンという成分を含むキャベツには、傷ついた胃腸の粘膜を修復して、胃を正常な働きに戻してくれます。また、脂質の消化を助けてくれる働きもあるため、脂っこい肉類などを食べ過ぎたときにもおすすめです。

デザイナーフーズではありませんが、すりおろしたリンゴや大根は食べ過ぎで胃がもたれた時の強い味方です。リンゴに含まれるリンゴ酸、大根に含まれるジアスターゼという消化酵素は、消化を助けてくれるので胃もたれ解消にもってこいです。

よく噛んでゆっくり食べる

急いで食べたり早食いすると、食べ物が細かくならない状態で胃に送られるため、消化するのに時間がかかります。食べ過ぎる原因にもなり、胃によけいな負担をかけてしまいます。

胃を手助けするためにも、よく噛んで消化しやすい状態で食べ物を送り込むことが大切です。一口食べたら、20~30回ほど咀嚼してから飲み込みようにしましょう。

ストレスを解消して自律神経を整える

ストレスや緊張が続くと自律神経が不安定になり、胃の運動機能が低下してしまいます。胃の知覚が過敏になるため、胃痛や吐き気などの症状も出やすくなります。

ストレスには様々な種類があり、自分でも気がつかない場合があります。例えば、仕事や人間関係などの精神的な悩みだけではなく、環境の変化や生活習慣の乱れもストレスです。

また、胃の不調を抱えていると胃もたれ自体がストレスになり、胃の不快感をより感じやすくなります。

胃の不調を解消すためには、自分がどのようなストレスを抱えているか自覚して、意識的にストレス解消をすることが大切です。適度な運動やリラックスできる時間を作り、自分にあったストレス対策をしましょう。

寝る体勢を工夫する

胃の出口が、自分の体の右側にあるのをご存知でしょうか。右側を下にして横向きに寝ると、胃から十二指腸に内容物を押し出しやすくなります。結果的に消化を手助けして、胃もたれを予防できます。

ただし、食後すぐに横になると胃酸が逆流して、胸やけや吐き気につながることがあります。食後2~3時間たっても胃もたれがあるときに、試すようにしてください。

外食・飲み会があるときの対処法

胃の運動機能を高める漢方薬を利用する

外食・飲み会があるとき、「次の日はきっと胃がもたれるだろうな・・・」と憂鬱になりますよね。胃もたれしやすい脂質やアルコールを取らなければならないことも多いはず。

このような場合には、胃の運動機能を高める漢方薬「六君子湯(りっくんしとう)」がおすすめです。六君子湯には胃の運動機能を高める生薬が配合されており、胃もたれ・吐き気・食欲不振などの症状を対策できます。

薬局でも市販されているので、飲み会などの前に準備しておくことをおすすめします。飲み方などがわからないときは、薬剤師に相談してみましょう。

できるだけ野菜を取るようにする

食事では、消化をサポートする食品を多く食べるように心がけて、胃に負担がかからないようにしましょう。

大根やキャベツなどは、おつまみやサラダとしてメニューに載っていることも多い食材です。積極的に食べるようにして、胃を労わってあげましょう。食べるときには、よく噛むことを忘れずに。

まとめ

胃もたれ・吐き気で悩んでいるなら、まずはストレスを解消して自律神経を整えることが大切です。特に食生活は胃もたれとの関係が深いので、見直してみてください。

もし、生活習慣を改善しても胃もたれ・吐き気が続くなら、早めに胃腸科を受診しましょう。精神的なストレスの場合、悩みを相談して疑問が解消するだけでも、症状が良くなることもあるようです。

自分で対処できないときは我慢をしないで、専門家に相談するようにしましょう。

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